池袋の森
豊島区立「池袋の森」は、池袋駅の北約500mに位置し、池袋平和通り商店街の一角にあります。
1997年(平成9年)に開園した豊島区立の公園です。東京大学農学部の名誉教授だった、林政学者・島田錦蔵氏の屋敷跡を区が買い取って、公園にした場所です。
この池袋の森は、小さな敷地でありながら、大きな木々と、芝生広場、そしてトンボ池と、多様な生き物が暮らすための条件を満たしていたのですが、開園当時とはだいぶ変わってしまいました。かなりの手入れが必要な状態です。
池袋の森の特徴は、ベニバナトチノキ・メタセコイア・ラクウショウ・コウヨウザン・ユリノキ・ヤマナシなど、主に外来種の樹木の大木が生育していることです。
このような大木があることから繁華街にもかかわらず、ヒヨドリ・メジロ・ウグイス・セキレイなどの野鳥も多数観察されています。
開園当時は、井戸水を利用した池・流れを作り、水辺のビオトープ(生物生息空間)を用意していて、トンボやチョウなどの昆虫や水生植物などの生育が可能な空間に育てていました。
園内にあるログハウスには、便所や倉庫と共に展示室、観察室、会議室の用途を兼ね備えた部屋がありますが、今は、そのような用途では使われていません。寂しい限りです。
池袋の森の生態系の遷移は、これからスタートします。雑草や昆虫なども含めたすべての生き物の生育の場となります。
平和通り商店街が関わっていくことで、雑草や昆虫なども含めたすべての生き物の生育の場となります。温かい目でその過程を見守ってください。
ご利用の際は、都会のオアシスの中で巨木を見上げながら、ゆったりとした有意義な時間をお過ごしください。
開園時間
4月1日~9月30日(午前8時~午後5時)
10月1日~3月31日(午前9時~午後4時)
休園日
12月29日~1月3日
池袋の森についての活動報告
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